更新日:2026年11月8日
初代のエントリーを使っていた元販売員が、後継のコクヨ ENTRY2(エントリー2)を、コクヨの公式情報と購入者の声から解説します!
3万円前後のチェアで迷っている人が、買う前に知っておきたいことを5分で分かるようにまとめました。
結論は3万円以下で、国内メーカーの基本の調整が全部そろったチェアです。
初代のミドルバックからハイバックに変わり、座面は40.5cmまで下がるようになりました。
一方で、肘とヘッドレストは別売りです。全部付けると4万円を超えます。
2026年11月8日時点で、樹脂脚のブラックはAmazonで¥28,081、Kagg.jpで¥28,270です。
評価は4.0(5点満点)です。公式の仕様と、購入者の声から見た評価です。

3万円前後で国内メーカーのチェアを探しています。
ENTRY2 は肘が別売りと聞いて、迷っていて…
いすマニア肘なしでよければ、3万円以下で基本の調整がそろうのが ENTRY2 の強みです!
肘とヘッドレストまで付けると4万円を超えるので、そこが分かれ目ですね。

自分に合うかどうかは、どこを見ればいいですか?
いすマニア腰の支えと座面の高さです。
合う人と合わない人を、元販売員の目で分けて解説しますね!
ENTRY2 はどんなチェア?
ENTRY2(エントリー2)は、国内大手のコクヨが「リーズナブルな価格でありながら豊富な機能を標準装備したコストパフォーマンスチェアー」として出しているメッシュチェアです。
スモールオフィスや書斎など、どんな部屋にも合わせやすいシンプルな見た目です。
名前のとおり、エントリー(初代)の後継です。
初代は新品の販売が終わっているので、これから新品で買うなら ENTRY2 です。


初代と同じ感覚で買っても大丈夫?
いすマニア背もたれの高さから変わっているので、同じとは思わないほうがいいです。
どこが変わったかは初代との比較で数字を並べました!
おすすめポイント3つ
座面が40.5cmまで下がり、奥行きも5cm動く
座面の高さは40.5〜52.5cmです。
初代は42.5cmまでだったので、2cm低くできるようになりました。
座面の奥行きも、42.5〜47.5cmの間で5cm動かせます。
奥行きが合わないと、ヒザの裏が座面の先に当たって、太ももが圧迫されやすいんです。
脚の短い人ほど、ここを短くできるかが大事ですよ。
購入者の声では、身長168cmの人が「座面を一番下まで下げてちょうど足がベッタリ付けられます」と書いています。
僕も身長168cmなので、この声は気になりました。168cmで一番下がちょうどなら、それより小柄な人は足置きも考えたほうがいいです。
自分に合う座面の高さは、膝下の長さの記事で計算できます。
背と座が一緒に動き、3段階で止められる
ENTRY2 は、背もたれと座面が連動して傾くシンクロロッキングです。
安いチェアは背もたれだけが倒れるものが多いんですが、背と座が一緒に動くと、倒したときにお尻が前にずれにくいんです。
背もたれは0度、10度、17度の3段階で止められます。
倒れるときの重さ(ロッキングの強さ)も変えられます。
購入者からは「リクライニングの倒れやすさの調整は感度が良い」という声がありました。
体重の軽い人でも、ちょうどいい重さに合わせやすいということですね。
コクヨの最大3年保証が付いて3万円以下
ENTRY2 は、国内メーカーの保証が付くチェアとしては安い部類です。
保証は業界団体(JOIFA)のガイドラインに沿った最大3年です。
ノーブランドの格安チェアは、壊れたときに部品が手に入らないことがあります。
コクヨなら肘やヘッドレストを後から買い足せるので、長く使うほど差が出ます。
組み立ては1人で、目安は15分です(コクヨ公式ショップの表示)。
六角レンチが付いてきます。
いすマニア初代を使っていた僕からすると、この価格で座面の奥行きまで動くのは、やっぱりうれしいところです。
「とりあえず国内メーカーで外したくない」人には、真っ先に見てほしい1脚ですね!
デメリットと注意点3つ
ランバーサポートは上下に動かすだけ
ENTRY2 のランバーサポート(腰の支え)は、上下に4.5cm動かせます。
ただ、公式の仕様に書かれているのは上下の調整だけで、押す強さを変える調整は書かれていません。
初代のエントリーは、上下の位置と強さの両方を調整できるのが売りでした。
ここは初代から変わったところなので、腰の支えを重視する人は気をつけてください。
購入者の声にも「見た目よりも実際は腰の下の方に当たる」「腰のサポーターらしきプラスチックの部分が時々痛い」というものがありました。
いすマニア腰の当たり方は、体格でかなり変わります。
「もう少し上まで動いてほしい」という声があるのは、覚えておいてくださいね。
肘とヘッドレストは別売り
ENTRY2 の本体は、肘なし、ヘッドレストなしです。
肘セットは¥6,050から、ヘッドレストは¥5,060からで、別に買います。
全部付けると、Kagg.jp の樹脂脚で¥40,040になります。
3万円以下という印象で見ていると、ここで予算を1万円以上超えます。
4万円出せるなら、最初から肘とヘッドレストが付いたチェアも候補に入ります。
肘が要るかどうかは、買う前に決めておきましょう。
フローリングにはチェアマットが要る
キャスターはナイロン製です。
コクヨの公式ショップにも「フローリング床でのご利用の場合、床に傷がつく恐れがあるためチェアマットのご利用をおすすめします」とあります。
クッションフロアの上では使わないように、という注意もあります。
自宅で使う人は、チェアマットの代金も予算に入れてください。
後悔する人、しない人
| 後悔しにくい人 | 後悔しやすい人 | |
|---|---|---|
| 予算 | 3万円以下で国内メーカーの保証がほしい人 | 肘もヘッドレストも付けて3万円に収めたい人 |
| 腰 | 腰の支えは当たる位置が合えばよい人 | 腰をしっかり押してほしい人 |
| 体格 | 座面を低めにしたい人、太ももの長さに合わせたい人 | 座面を40.5cmより低くしたい人 |
| 床 | チェアマットを敷ける人 | フローリングにそのまま置きたい人 |
| 買い方 | ネットで外さない1脚がほしい人 | お店でいろいろ座って比べたい人 |
「お店でいろいろ座って比べたい人」を後悔しやすい側に入れたのは、購入者の声に「色々な椅子を試し座りできる環境であれば、もう少し安めで同じくらいの座り心地のものもありそう」とあったからです。
同じ価格帯の候補は、予算2万円台の記事にまとめています。
初代エントリーから何が変わった?
変わった点の一覧は、コクヨからは出ていません。
そこで、初代のレビュー記事に書いた仕様と、ENTRY2 の公式の仕様を並べてみました。
| 項目 | 初代エントリー | ENTRY2 |
|---|---|---|
| 背もたれ | ミドルバック | ハイバック |
| 外寸法(肘なし) | 幅645×奥行570×高さ940〜1035mm | 幅675(アルミ脚700)×奥行580×高さ920〜1040mm |
| 座面の幅 | 490mm | 505mm |
| 座面の奥行き | 430〜470mm | 425〜475mm(50mm動く) |
| 座面の高さ | 425〜520mm | 405〜525mm |
| ランバーサポート | 上下の位置と強さ | 上下(45mm)。強さの調整は仕様に記載なし |
| 肘、ヘッドレスト | 追加できる(当時 +8,000円) | 追加できる(肘¥6,050〜、ヘッドレスト¥5,060〜) |
いちばん大きいのは、背もたれがハイバックになり、座面が低く、広くなったことです。
座面の奥行きも、動かせる幅が40mmから50mmに増えました。
逆に、ランバーサポートの強さの調整は、ENTRY2 の仕様には出てきません。
初代の「腰の支えを細かく合わせられる」良さを期待している人は、ここだけは注意です。
いすマニア初代を使っていた立場で言うと、正直、腰の強さ調整が ENTRY2 の仕様に見当たらないのは惜しいです。
そのぶん、座面まわりは小柄な人にも合わせやすくなりました。体格で向き不向きが変わった世代交代ですね。
初代エントリーの解説や、中古で初代を探している人は、こちらをどうぞ。
脚とオプション、どう選ぶ?
ENTRY2 は、脚と色、肘とヘッドレストを組み合わせて選びます。
2026年11月8日時点の Kagg.jp では、次のとおりです。
| 選ぶところ | 選べるもの | 価格の差 |
|---|---|---|
| 脚 | 樹脂脚、アルミ脚 | アルミ脚は +¥3,337 |
| 本体の色 | ブラック、ホワイト | ホワイトは +¥3,337 |
| 肘 | なし、肘セット(CCRA-ET21D) | +¥6,270 |
| ヘッドレスト | なし、ヘッドレスト(CCRB-ET2D) | +¥5,500 |
肘とヘッドレストは、あとから単品で買い足せます。
コクヨの公式ショップにも「肘セットのみ」「ヘッドレストのみ」が並んでいます。
なので迷ったら、まずは本体だけ買って、必要になったら足すのがおすすめです。
肘がないと、机の下まで深く入れられるメリットもあります。
いすマニアアルミ脚は見た目が引き締まります。
ただ、座り心地は変わらないので、予算優先なら樹脂脚で十分だと思いますよ!
どこで安く買える?
2026年11月8日時点の、ブラック本体の価格です。
ショップごとに、組み立てまでしてくれるかが違うのがポイントです。
| ショップ | 樹脂脚 | アルミ脚 | 組み立て |
|---|---|---|---|
| Amazon | ¥28,081 | − | 自分で組み立て |
| Kagg.jp | ¥28,270 | ¥31,607 | 送料無料、組立・設置サービス |
| コクヨ公式ショップ | − | ¥29,700(自分で組み立て) ¥31,130(組み立てて納品) | 選べる |
樹脂脚なら、Amazon と Kagg.jp の差は¥189しかありません。
組み立てまで任せたいなら Kagg.jp、自分で組み立てるなら Amazon が少しだけ安いです。
アルミ脚を自分で組み立てるなら、コクヨ公式ショップの¥29,700が安いです。
Kagg.jp は配送エリアなどによって組み立てを頼めない場合もあるので、注文の前に確かめてください。
購入先はメーカーか、メーカーと直接取引があるサイトがサービス・アフターフォロー面を考えても一番です。
直取引のない販売店だと、メーカー側が購入状況を把握できないので、アフターケアが十分でないことも…。
経験上、メーカー直取引のサイトが最もスムーズなんです。
個人的に推しているのがKagg.jpです。

オフィスチェア業界にいるときから、「なんで、メーカー直取引でこの安さなの…?」と思ってたくらいです。
ネット通販ですが、問い合わせの返事も早く、実際に購入しましたが、連絡もこまめにもらえるので安心です。
Kagg.jpの評判を調べた記事も書いてますのでチェックしてみてください!
\ 最低価格保証 /
保証と安心
国内オフィスチェアメーカーの大手でもあるコクヨは「JOIFA」という
オフィス家具業界の団体の顧客対応ガイドラインに基づいて保証をしています。
購入日から、1・2・3年で、それぞれ以下の保証があります!(※通常使用の場合に限る)
- 1年:外観、表面仕上げ/塗装および樹脂部品の変色、退色の摩耗
- 2年:機構部、可動部/引き出し、スライド機構、扉の開閉、錠前、昇降機構などの故障
- 3年:構造体/強度、構造体に関わる破損
実はオフィスチェアには、安全に使用できる期間の目安があり、JOIFA標準使用期間として、ワークチェアは1日8時間使用で8年の標準期間が設定されています。
JOIFA標準使用期間とは
一般社団法人日本オフィス家具協会が独自に設けた、オフィス家具製品の安全な使用に経年劣化が影響を及ぼさない期間(製造年からの年数)のこと。
耐用年数の保証期間ではないですが、8年は使える設計がされていると考えると、ノーブランドのメーカーよりも大きな安心感が得られますよ!
評判と口コミ
2026年11月8日時点で、Amazon の評価は5点中4.2(13件)です。
件数はまだ少なめなので、参考程度に見てください。
良い評判
- 座り心地は硬すぎず柔らかすぎず、キャスターもスムーズで静かという声があります。
- 6,000円ほどのチェアから買い替えて、座面が広く触り心地も良いという声があります。
- しっかりした造りで、長く使えそうという声があります。
- ネットで買って外したくない人の「安パイ」として満足、という声があります。
悪い評判
- ランバーサポートが思ったより腰の下に当たる、プラスチックの部分が痛いという声があります。
- 座面は硬めという声があります。
- 重くて、階段で運ぶのに苦労したという声があります。
- 届いた箱に日本語の表示がなく、本当にコクヨか不安になったという声があります。
口コミはAmazon のカスタマーレビュー(2026年1月〜9月の投稿、樹脂脚のブラック)から、いすマニアがまとめました。
いすマニア悪い評判は「腰の支え」に集まっています。
ここが気にならないなら、価格のわりに満足度の高いチェアだと思います!
よくある質問
仕様表
| 型番 | CCR-ET2P301(樹脂脚)、CCR-ET2A301(アルミ脚) |
| サイズ | 幅675mm(アルミ脚は700mm)× 奥行580mm × 高さ920〜1,040mm |
| 座面 | 幅505mm × 奥行425〜475mm、厚さ50mm(いちばん厚いところ) |
| 座面の高さ | 405〜525mm(120mm動く) |
| リクライニング | シンクロロッキング。0度、10度、17度の3段階で固定、強さの調整あり |
| ランバーサポート | 上下45mm |
| 素材 | 背:強化ナイロン、ポリプロピレン、鋼、張地ポリエステル(メッシュ)。座:合板、鋼、モールドウレタン、張地ポリエステル。脚:強化ナイロンかアルミ。キャスター:ナイロン |
| 重さ | 15.2kg(アルミ脚)、14.8kg(樹脂脚、Amazon の表示)。箱は17kg、幅730×奥行330×高さ660mm |
| 組み立て | 1人、15分が目安。六角レンチ付き |
| 保証 | 最大3年 |
おさらい
コクヨの ENTRY2 は3万円以下で、座面の高さと奥行き、ロッキングまで合わせられる国内メーカーのチェアです。
初代からハイバックになり、座面は低く、広くなりました。
ただし、ランバーサポートは上下に動かすだけで、肘とヘッドレストは別売りです。
腰の支えを一番に求める人は、ほかのチェアとも比べてから選んでください。
同じ価格帯で、イトーキのサリダと比べたい人はこちらもどうぞ。





