予算10,000円でおすすめできるオフィスチェアは僕の中ではありません。
僕が紹介しているオフィスチェアは、
予算20,000円以上のものになっています。
理由は「国内の有名オフィスチェアメーカー製品を買うべき」と思っており、最低でも20,000円以上になっているからです。
オフィスチェアは本腰入れて開発してないと、
構造上どうしても身体に負担がかかる部分が出てきます。
言い方が厳しくて、申し訳ありませんが
1万円以内のオフィスチェアは、
長時間の作業に向いていないものがばかり…
デスクワークや勉強の椅子、
長時間の作業に耐えられる椅子ではないと思うのです。
とはいえ、この記事を見ていただいたあなたは、
予算10,000円以内で探したいと思いますので、
予算1万円で人気のあるオフィスチェアの注意点をお伝えできればと思います。
この内容を参考にして選んでいってください。
アイリスプラザ オフィスチェア
アイリスプラザから販売されている肘付きのオフィスチェアです。
とりあえずの一脚として、
充分な気がしますが、気になる点は3つあります。
- 背面の背もたれ部分のフレームが直接当たる構造になっていること。
- 角を肘ではなく固定の肘置きになっていること。
- 座面のウレタンフォームが柔らかすぎることです。
作業する際は背もたれも必ず使いますが、
この構造だとフレームが体に当たってしまう構造となり、違和感を感じてしまう可能性が高いです。
また固定の肘置きはあなたの肘の高さに正しく合うかがわからないうえ、机と干渉してうまく入らないということも大いにあり得ます。
結局、固定ヒジを外して使ってしまう人も多いので注意が必要です。
タンスのゲン
タンスのゲンのオフィスチェアです。
座面の奥行きや幅が50センチあるので、
安い価格帯の中では大きめのオフィスチェアになっています。
背もたれの頭肩の部分にあたる部分が合皮で出来ています。
合皮は汗によって加水分解が発生して、
時間が経つにつれてボロボロになってくるのであまりオススメできません。
また、座面の高さが45〜52センチと高めの座面高になっています。
男性でも身長の低い方には高く、
底のある靴を履いて作業する想定の座面高になっています。
この大きさで、背もたれが20度ロッキングする機能性を考えると、
イスの軸部分に体重が強くかかり、壊れやすくなる…という印象を持っています。
背もたれの合皮の加水分解も考えると、使える期間は1年から2年が限界なのではないかと思います。
ドウシシャ 骨盤を立てるチェア
ドウシシャのテレワーク用として打ち出している骨盤を立てるデスクチェアです。
こちらも問題点としては3つ。
1つ目は、お尻を包み込む構造で、
座面が斜めの構造になっています。
これでは膝から下の体重が太ももにかかってしまい血流が悪くなる可能性があります。
2つ目は背もたれがあまりにも低すぎる点です。
これでは背伸びをしたときに後ろに倒れてしまう可能性もあります。
また背中が不安定になることで集中力も落ち、
疲れも高まってしまうんですね。
3つ目は座面の奥行きです。
わずか31センチしかありません。
どんなに小さい人でも
心地よく座るには40センチの奥行が必要です。
スリムで家に置きやすい!と選びやすいですが、
作業することを考えるとなかなか選びづらいです。
まとめ
今はチェアコンシェルジュの私も
学生の頃はチェアにはあまりにも無頓着でした。
今考えると、集中力が途切れてしまったり疲れが出やすくなっていたり…
チェアは大きく影響があったな…と思っています。
将来、子供が大きくなったとき、
ちゃんとしたオフィスチェアを買って、
効率を上げてあげようと思うほど、
イスは作業効率に関わってきます。
チェアは寝具と同じく
身体を預ける家具ですので、
後悔のないように選びましょう!