オカムラのコンテッサセコンダ(Contessa Seconda)をレビュー!
初心者にはわかりにくいポイントも、画像も使って解説しています。オフィスチェアに詳しくない人でも、たった5分で特徴を理解できるようになります。
さらに最安の買い方もレクチャーしていますので、お得に買いましょう!
高級チェアを選ぶ!となったときに、アーロンチェアかコンテッサか悩むんですよね
コンテッサは2002年の発表で約20年の歴史を持つ、オカムラの伝統的チェアでもあります。
その2代目でもあるコンテッサセコンダ。
初代の独創的なフォルム・フレームを守りながら、機能と強度を大幅にアップグレードしています。
体格や好みに合わせて座り心地と調整機能を磨き、カラーやバリエーションも強化された一脚をチェアコンシェルジュの観点でレビューしていきます!
仕様・サイズ
各サイズはmmで表現しています。
※取扱説明書をベースに記載しています。
サイズ表
各サイズ | 幅 | 奥行 |
---|---|---|
大型ヘッドレスト&アジャストアーム | 668 〜702mm | 642〜948mm |
大型ヘッドレスト&デザインアーム | 690mm | 642〜948mm |
小型ヘッドレスト&アジャストアーム | 668〜702mm | 643〜943mm |
小型ヘッドレスト&デザインアーム | 690mm | 643〜943mm |
ハイバック&アジャストアーム | 668〜702mm | 637〜876mm |
ハイバック&デザインアーム | 690mm | 637〜876mm |
項目 | サイズ |
---|---|
座面幅 | 530mm |
脚 | 直径700mm |
座面奥行 | 400〜450mm |
座面高さ | 420〜520mm |
肘の高さ | 590〜790mm |
重さ | 30kg |
各所の調整機能が多いのが特徴です。
憧れの最上級。最上級の価格
コンテッサセコンダは同社のバロン・アーロンチェア・エルゴヒューマンと比較されることが多い最高級チェア。
お金が許せば座りたい、オフィスチェアの最高峰。
最高のシーティング体験ができることは間違いないです。
数年前までは安くても16万円以上が当たり前でした。
しかし、オフィスチェア業界にもWeb通販の波がきて、最安 ¥138,000〜(税込)
※いずれも、オフィス家具サイトKagg.jp会員価格です。 (Kagg.jpの紹介記事はこちら)
イスに10万円以上使うのどうなの?
高級チェアだけあって10年以上使えるくらい耐久性もいいんですよね。
15年くらいコンテッサ使ってるけど、買い換えられずにここまで至ってる
— ある面 (@aruomote) June 18, 2021
メーカーに聞いた!初代とセコンダの違い
コンテッサは初代とセコンダで何が違うのでしょうか。
一見すると分かりにくい変更点がありますが、
実際にメーカー回答をもらった内容なので安心してご覧ください。
1分で初代コンテッサとコンテッサセコンダの違いを理解できるようになりますよ。
- オカムラお客様相談室へ「コンテッサとコンテッサセコンダの違い」について質問し、正式回答を得る
- 調査日時:2022年1月6日
- 調査方法:電話
違いを詳しく見ていきましょう!
初代から変わったコンテッサセコンダの改良点は4つ
コンテッサセコンダは初代コンテッサと比べて、4つの改良ポイントがあります。
座クッションを異硬度クッションに改良
初代コンテッサの座面クッションは、前の部分と後の部分の硬さが変わらない普通のクッションでした。
コンテッサセコンダにリニューアルして、座面のクッションが異硬度クッションに改良されたことで、前部分は柔らかく、後ろ部分は固めの構造に変わっています。
これはオカムラの独自のクッションで太ももの裏が痛くなりづらい構造になっています。
奥行きは3cm小さくなった
コンテッサセコンダ2つの改良点は座面の奥行きです。
使用環境など細かなところを見直し、奥行きを3センチ小さくしています。
ただ実際に座ってみても、奥行きが小さくなった違和感はほとんど感じられません。
可動ヒジは4Dアームに進化
コンテッサセコンダ3つ目の改良点は、可動ヒジが4Dアームになったことです。
初代のコンテッサの可動ヒジ調節は高さと横回転の調節の2つだけでした。
4Dアームが採用されたことで、高さ調節と横回転に加え、前後の調節や横方向の調節可能になっています。
前後と横方向の調整機能により、どんな体型の人でもヒジの位置ピッタリにアーム調整できるようになっていますよ。
耐荷重試験は136kgまで
製品 | 耐荷重 |
---|---|
コンテッサ(初代) | 90kg |
コンテッサセコンダ | 136kg |
参考:アーロンチェア | 135kg |
初代コンテッサでは荷重試験は90kgでしたが、コンテッサセコンダでは136kgの試験をクリアしています。
世界的に有名なアーロンチェアの耐荷重は135kgなので、完全に対抗した試験結果ですね!(完全に僕の主観…!)
グローバルを意識したモデルだからこその変更ですね!
カラーの追加
ホワイトフレームの追加
機能性の差ではありませんが、カラーリングが追加されています。
ホワイトフレームが加わり、明るい印象のカラーリングを選べるようになっています。
オフィスチェアは少し重たい印象になりがちですが、カラーの選び方一つで雰囲気も変わりますね。
メッシュ素材のカラーを13色に増加
セコンダになって、カラーが12色→13色に増加しました。増加数でいうと+1色なんですが、カラーバリエーション自体がリニューアルされています。
個人的にはどんなに安くても、メーカー保証を受けられない初代はかなり微妙です。
コンテッサセコンダを選ぶのがベターです。
コンテッサセコンダのおすすめは全て。マジで。
最高級チェアなので、文句なしなんです。予算が合うなら
調整機能がすごすぎて、ほぼ身体に合わせられる
「絶対どんな人でも合わせられる!」って言い切れればいいんですけどね。大きすぎる人や小さすぎる人には合わないので”ほぼ”って言ってます。
身体に完璧に合わせられるってこと=長時間座っていても疲れにくい体勢なんですね。
初代との違いのところで説明した4Dアーム調整から始まり、
- リクライニングの固定/解除
- リクライニングの強弱調節
- 座面奥行き調節
- 座面高さ調節
と調整したい部分は全て調整できるようになっています。
個人的には、超有名なアーロンチェアよりもコンテッサのほうが日本人には向いているなと思います。
スマートオペレーションで座りながら調整できる
アームレストの左側のレバーではリクライニング調節。右側のレバーでは座面の高さ調節ができます。
普通のイスの高さ調整って座面の下に高さ調整があり、ちょうど高さを探すのがちょっと面倒ですよね?
調整のわずらわしさが無くなり、快適に調整できるのもポイントです!
座り心地重視ならクッション、蒸れ防止ならメッシュ。
座面を「メッシュ」「クッション」「革張り」から選べます。
メッシュにすると、通気性は抜群。
体が大きい人とか、ゆったり座りたい人は、クッションか革張りがオススメですね。
実際に座った印象や、購入された人の話を総合すると、
メッシュ座面は硬く、クッション座面はやわらかめです。
メッシュはピンっと張った張力の感じが好きな人はいいですが、
クッションに慣れている人は最初に違和感を感じる人が多いですね。
そもそも僕は厚めのクッション派…
ちなみに、オカムラのカタログは座面メッシュがメイン。
なのでコンテッサセコンダのメインコンセプトは座面メッシュです。
ヘッドレストは大型タイプがオススメ!
コンテッサセコンダのヘッドレストは大型と小型の2種類があります。
項目 | 大型ヘッドレスト | 小型ヘッドレスト |
---|---|---|
製品番号 | CC501B-FSP1 | CM501Y-G751 |
サイズ | 50 x 28 x 18 cm | 51.6 x 30.4 x 30 cm |
価格目安 | ¥23,000〜 | ¥16,000〜 |
主な違いは下記の通り。
- 大型 → 固定式
- 小型 → 上下・前後・角度調節
調整機能があるなら、小型ヘッドレストが良いような気がしますよね?
ところが、座ってみるとはっきりわかります。
どう調整していても、頭の位置が全然安定しない…!
大型ヘッドレストはメッシュの張り具合(緩み具合)がちょうどよくて、もたれるだけで、頭の収まりが良いんですよね。
購入する上で、迷うところですが、圧倒的に大型ヘッドレストがオススメです。
ちなみに、ヘッドレストはオプションで追加購入も可能です。その際は自分で取り付ける必要があるので、メーカー完成品が良い場合は、最初から選択することをオススメします!
注意点も無くはない
重さが30kgあること
重量が30kgにもなるので配送は通常の宅配便ではありません。
メーカー配送をするショップでは、メーカー契約の専門の運送業者で運んでくれます。
階段があったりすると、別途料金がかかる場合がありますが、ケチらないでください!
30kgもあるんです。30キロのイスなんて、簡単に運べませんよね?
オカムラのパートナーショップだとメーカー契約の専門の運送業者が設置してくれるので必要経費と考えましょう。
メーカーと直接取引があるサイトが
サービス・アフターフォロー面を考えても一番だと思っています。
直取引のない販売店だと、メーカー側が購入状況を把握できないので、アフターケアが十分でないことも…。
経験上、メーカー直取引のサイトが最もスムーズなんです。
個人的に推しているのがKagg.jpです。
オフィスチェア業界にいるときから、
「なんで、メーカー直取引でこの安さなの…?」と思ってたくらいです。
ネット通販で問い合わせのレスポンスも良く、
実際に購入しましたが、連絡もこまめにもらえるので、安心です。
Kagg.jpの評判を調べた記事も書いてますのでチェックしてみてください!
ランバー(腰)サポートいる?いらない?
ランバーサポートの有無は正直好みです。ただ腰痛が気になる僕はないほうが腰にフィットして、しっくりきました。
ランバーサポートは背面の腰部分に取り付けられています
個人的には、ちょっと硬いんですよね…
最悪、販売店等でランバーサポートだけ追加購入して自身で取り付けもできるので、最初は無くたって良いかな…と!
※自身で取り付けはメーカー非推奨。取付の場合は保証対象外となる可能性があります
コンテッサセコンダの評判・口コミ
僕の個人的な感想だけでは、信ぴょう性に欠けるので、実際に購入した人の感想をまとめてみました。
腰痛持ちの人も後悔…リラックス姿勢も前傾でも快適!
コンテッサセコンダはどこで買うべき?
メーカーと直接取引があるサイトが
サービス・アフターフォロー面を考えても一番だと思っています。
直取引のない販売店だと、メーカー側が購入状況を把握できないので、アフターケアが十分でないことも…。
経験上、メーカー直取引のサイトが最もスムーズなんです。
個人的に推しているのがKagg.jpです。
オフィスチェア業界にいるときから、
「なんで、メーカー直取引でこの安さなの…?」と思ってたくらいです。
ネット通販で問い合わせのレスポンスも良く、
実際に購入しましたが、連絡もこまめにもらえるので、安心です。
Kagg.jpの評判を調べた記事も書いてますのでチェックしてみてください!
国内メーカーオカムラ だから、購入後も安心
国内オフィスチェアメーカーのオカムラは
JOIFA(ジョイファ)というオフィス家具業界団体の
顧客対応ガイドラインに基づいて保証しています。
購入日から、1・2・3年で、
それぞれ以下の保証があります!(※通常使用の場合に限る)
- 1年:外観、表面仕上げ/塗装および樹脂部品の変色、退色の摩耗
- 2年:機構部、可動部/引き出し、スライド機構、扉の開閉、錠前、昇降機構などの故障
- 3年:構造体/強度、構造体に関わる破損
2021年1月5日から、一部製品で構造体3年保証が8年保証に変更されました!!
オフィスチェア家具には、安全に使用できる期間の目安があります。
オカムラはJOIFAという協会に入っておりJOIFA標準使用期間として、ワークチェアは1日8時間使用で8年の標準使用期間が設定されています。
JOIFA標準使用期間とは、一般社団法人日本オフィス家具協会が独自に設けた、オフィス家具製品の安全な使用に経年劣化が影響を及ぼさない期間(製造年からの年数)のこと。
耐用年数や保証期間ではないですが、ノーブランドのメーカーよりも大きな安心感が得られますよ!
操作・使用説明動画
メーカーのオカムラが操作・使用方法を説明した動画を提供しています。
よりイメージを膨らませたい時には、要チェックです!
受賞・認証歴
- GOOD DESIGN AWARD (Japan)
-
グッドデザイン賞は、1957年に創設された
グッドデザイン商品選定制度を発端とする、
日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨制度。これまでデザインを通じて、
日本の産業や生活文化を向上させる運動として展開、
国内外の多くの企業や団体などが参加する世界的なデザイン賞です。 - レッドドットデザイン賞(Red Dot Award 2017)
-
レッドドットデザイン賞は、
ドイツの著名なデザイン機関
「ノルトライン・ヴェストファーレン・デザインセンター」が主催。1955年より毎年開催されている
世界でも最大級かつ最も権威あるデザイン賞の一つです。 - German Desig Award
-
The German Design Awardは、
2012年にドイツ デザイン協議会によって設立された賞。既に優れたデザインとして
一定の評価を受けている作品の中から、
ドイツ デザイン協議会が推薦したものだけが応募できます。 - GOOD DESIGN AWARD (Chicago) 2013
-
グッドデザイン賞はシカゴ建築・デザイン博物館が、
ヨーロッパ建築・美術デザイン・都市計画センターと
共に主催しているデザイン賞です。1950年創設と世界のデザイン賞の中でも
長い歴史があり、世界的に認知されています。
聞きたいことはコメントで!