がっちりマンデー!でも取り上げられる画期的なオフィスチェア ing(イング)。その画期的な部分と特徴を解説しています。
コクヨのing(イング)が発売されたとき、オフィスチェア界に
衝撃が走ったことを今でも覚えています。
未だかつてない揺れるチェアが出たんです。
バランスボールのように、遊園地の乗り物のように、
座面が自由自在に動くんですね。
ここまで自由に座面が動くチェアは見たことがありませんでした。
コクヨのing(イング) の似ているチェアとして
スチールケースのシルクがありますが、やはり別物なんですね。
シルクは弾力がある程度ですが、
コクヨのイングは自由自在に大きく揺れる。
かつてない唯一無二のオフィスチェアなんです。
そんなコクヨ ing(イング)について、
コンシェルジュ観点から解説していきます!
ing(イング)の基本情報
コクヨのing(イング)の全体のサイズ感はスタンダードなサイズになっています。
クッション | メッシュ | ||||
背もたれ横長 (ラテラルタイプ) |
背もたれ縦長 (バーチカルタイプ) |
背もたれ縦長 (ヘッドレスト付きタイプ) |
背もたれ縦長 (バーチカルタイプ) |
背もたれ縦長 (ヘッドレスト付きタイプ) |
|
脚幅 | 710 | ||||
肘幅 | T型固定肘〈光沢/白/黒〉:670 可動肘:670~700 |
||||
奥行き | 580 (580~640) |
590 (590~670) |
600 (600~710) |
615 (615~700) |
670 (670~785) |
高さ | 830 (830~920) |
960 (960~1050) |
1160 (1160~1250) |
975 (975~1065) |
1180 (1180~1270) |
座面の高さ | 425 (425~515) |
ing(イング)の3大特徴
ing(イング)の特徴は、もちろん座面が動くことですが、
それだけと解説の意味もなくなっちゃうので、3つ機能を挙げました。
ing(イング)は座面が常に動く
メーカーによると、心地良い揺れが楽しめるために
まったく新しい揺れが完成するまで4年を要したそうです。
ing(イング)の座面の下にある、揺れを実現する部分は、
バネがないので、反発力がありません。
だから、座ってみると、ゆらゆらと揺れる感覚になるんですね
ing(イング) の揺れが1番の機能なので、引っかかる感じだったり、
「この部分だけ動かしづらいな…」みたいな感覚がないのはすごいところです。
(イスに座っているのに、ハンモックみたいな感じ。とでもいいましょうか)
また ing(イング)は前や後ろ、左右のひねりなど、体のどんな動きにもついてきます。
ingの座り心地は、ブランコのように、動きはじめの負荷がなく、
動いた後に自然な揺り戻しがあるので、
バランスを崩すことなく、安心して体を預けることができるのもポイントです。
ingは座面機能にこだわる
ing(イング)は揺れにもこだわっているので、
身体の当たる座面にもこだわりを感じます。
圧力分散を適正にする3Dポスチャーサポートシートという座面を使っています。
上記画像で、切り込み部分があるように
ing(イング)は、これまでのコクヨ製品よりも深く、
ingのポスチャーサポートは、体圧分散はもちろんのこと、前かがみの姿勢になっても身体が滑り落ちにくいようになっています。
ing(イング)は座面の前部分が折れる
フロントフリーチルト機能を搭載していて、
座面の前部分が折れる仕組みになっています。
これによって、太ももの後ろが圧迫しにくいようになってるんですね。
背の低い人は座面高が高い椅子だと、
太ももの裏が痛くなってくるんですよね…。
背の小さな人でも圧迫が少なく、
座面奥行きの調整が必要ないのもポイントです。
ing(イング)の良し悪しポイント
ほんと、他の製品に比べても色々言いたいことが…!
冗談抜きで座りながら体操できる…でも
コクヨのing公式ページの中に、
ingエクササイズというページがあります。
ingに座ってよりヘルシーに。コクヨはピラティスインストラクターの千葉絵美さんと
引用:ingエクササイズ
ingエクササイズを開発しました。前後左右360°、座面が動くingに座ってエクササイズ。
ちょっとした時間を見つけて体を動かせば、筋肉が活動をはじめ、心身ともにリフレッシュ!
健やかな働き方が実践できます。
チェア全体が自由に動くので、
作業の合間にちょっと一息入れて、リフレッシュできる。
とはあるものの、基本的には作業するために椅子に座るわけで。。
運動効果もすごくアピールしてるんですが、
あまり過度に期待しすぎない方が良いと思います。
(正しい姿勢で作業をする!という点で
ちょっとは筋肉を多く使うかもですね)
ハンモックが無理な人は酔います…
揺れる椅子なので、車酔いとか酔いやすい人。
購入はオススメしません。。
僕は酔いやすいタイプで、乗り物の中で本とか読めないタイプで、
長時間乗るときはトラベルミンを飲む人です。
そんな僕の基準でいうと、ハンモックが酔う人はingも酔います。
一応、コンシェルジュなので続けて使ったら、
体が慣れてきて酔いづらくなったのですが、
そこまでして、購入する必要はないかと。
デザインなどが本当に好みだ!って人は
座面を固定して使えます。
ただ、最大の特徴である揺れ機能がなくなるので、より買う理由が無くなるかと…
背もたれは縦長がオススメ
ingには、背もたれが3種類あります。
- ラテラル(背もたれ低い)
- バーチカル(背もたれ高い)
- ヘッドレスト付き(背もたれ高い)
オススメは、背もたれの高いバーチカルタイプです。
ラテラル(背もたれ低い)タイプは、
横の動きに対応しやすい作りになっています。
ただ、女性でも背中の真ん中までしか
届かないくらいの背面サイズ。
これでは、少しくつろぐことも難しいです。
1時間も作業すれば、必ず背伸びをしたくなるタイミングがあります。
肩甲骨あたりまで支えられるサイズでないと、
常に集中モードになってしまい、疲れやすくなるんですね。
なので、なるべく背もたれの高いタイプを検討しましょう!
シンクロロッキングがない
メーカーカタログを見たり、実際に座ってみて気になったのは、
シンクロロッキングがないこと。
リクライニングしたときに足の裏が離れないように座面が沈み込む機構のこと
座面の下に360度揺れるグライディング・メカがあるため、
シンクロロッキングをつけられない構造になっているようですね。
となると、後傾姿勢に固定して作業できません。
やはり、ここでもリラックスには向かないことがわかりました。
可動肘タイプを選んでほしい
発売当初は、固定肘(左側)タイプしかありませんでした。
これが個人的には結構マイナスポイントで…
固定肘だと、机の高さや自分のヒジの位置に
合わないので、あまりオススメできませんでした。
可動ヒジタイプを選ぶことで、机に対して、
自分の好きな位置にヒジ置きを設定できるので、
満足度も大きく変わりますよ!
ing(イング)の口コミ
メーカー公式 Youtube
なかなか実機を試せる場所もないので、公式のYoutubeでもチェックして見てください!
ing(イング)の特徴まとめ
ingを買うなら、どこが一番安いの?
メーカーと直接取引があるサイトが
サービス・アフターフォロー面を考えても一番だと思っています。
直取引のない販売店だと、メーカー側が購入状況を把握できないので、アフターケアが十分でないことも…。
経験上、メーカー直取引のサイトが最もスムーズなんです。
個人的に推しているのがKagg.jpです。
オフィスチェア業界にいるときから、
「なんで、メーカー直取引でこの安さなの…?」と思ってたくらいです。
ネット通販で問い合わせのレスポンスも良く、
実際に購入しましたが、連絡もこまめにもらえるので、安心です。
Kagg.jpの評判を調べた記事も書いてますのでチェックしてみてください!
コクヨ製品は購入後も安心の保証
国内オフィスチェアメーカーの大手でもあるコクヨは「JOIFA」という
オフィス家具業界の団体の顧客対応ガイドラインに基づいて保証をしています。
購入日から、1・2・3年で、
それぞれ以下の保証があります!(※通常使用の場合に限る)
- 1年:外観、表面仕上げ/塗装および樹脂部品の変色、退色の摩耗
- 2年:機構部、可動部/引き出し、スライド機構、扉の開閉、錠前、昇降機構などの故障
- 3年:構造体/強度、構造体に関わる破損
実はオフィスチェアには、安全に使用できる期間の目安があり、JOIFA標準使用期間として、ワークチェアは1日8時間使用で8年の標準期間が設定されています。
JOIFA標準使用期間とは
一般社団法人日本オフィス家具協会が独自に設けた、オフィス家具製品の安全な使用に経年劣化が影響を及ぼさない期間(製造年からの年数)のこと。
耐用年数の保証期間ではないですが、8年は使える設計がされていると考えると、ノーブランドのメーカーよりも大きな安心感が得られますよ!
聞きたいことはコメントで!