投資にはいろいろな種類があります。その中でもっとも身近に感じられるのが株式投資ではないでしょうか。
株式投資はもちろん、株式会社に投資するわけですが「株式投資・株式会社ってどんなものなんですか?」と聞かれたら、答えられますか?
今日は知っているつもりになっている株式投資についてあらためて書きたいと思います。
そもそも「株式」って?

「株式」っていう言葉は何なのでしょうか。私もそうですが、意外と端的に答えられないものです。
株式とは、企業が発行する会社の所有権の一部のことを指します。
会社の設立したり、新事業に取り組む際、規模が大きければ大きいほど、銀行だけでは資金を調達できません。そこで会社は「株式」という形で会社の所有権を分けて、株式市場を通して投資家に売ることで資金を集めて、新事業などを始められます。
では、株式投資は?

上記の通り、株式を投資家は買うことで、会社の所有権を得ます。
もし事業が成功・利益が上がれば会社の価値も高まり、株価が上がります。投資家は高くなった株式を売ることで、買った時の価格との差を利益として受け取れるのです。また、売らずにずっと持っていれば、配当・株主優待として受け取れます。
一方で、事業が振るわず、赤字になれば会社の価値が下がり、株式の人気も下がります。株価も下がり、投資家が損をするケースもあります。
企業の価値を見極め、株価が安いうちに買い、高くなって売る。ということで、他の投資方法よりも単純な構造に考えやすいことから、他の投資方法より一般的になっているのだと思います。
株式会社でも投資家が買えないという会社も存在するけど?

株式会社でも、株式市場に上場しているものと上場していない企業があります。誰もが知っているあのメーカー、この企業…。上場していないというパターンもあるんです。
ウイスキー・ビール・飲料水メーカーのサントリーは、国内の酒類メーカーのトップに立ったこともある大企業です。トップに立つくらいなので、株式の価値も上がっているわけです。しかし一般の投資家はサントリー株は買えません。
サントリーは2009年4月に持株会社制に移行しており、自分たちの株式は自分たちで持ち、株式市場で売りに出さない「非上場企業」となっています。
株式上場の目的は、資金を調達することです。国内トップメーカーが自分たちや銀行、取引先などから資金を調達できれば、上場する必要はないわけです。
上場していなければ、10年前くらいによく見られた、外国ファンドに乗っ取られる危険性もないです。また、株主総会の手間・費用もかからず、経営判断もすぐに行えます。非上場は非上場で大きなメリットがあるので、一度上場した企業が非上場化するケースも増えています。
まとめ

なんとなくイメージはついたでしょうか。私も調べてみて自分自身がいかにわからない状態だったかということがよくわかりました。今後はしっかりと
株式投資とは、利益を得るために、会社の所有権(=株式)を買うこと。と言えるでしょう。