戦地に放り込むのなら、戦い方を教えろ.【Voicy文字起こし/西野亮廣エンタメ研究所 】

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精神論で片付けるな

 

今朝は、戦地に放り込むのなら、戦い方を教えろというテーマでお話ししたいと思います。

 

僕 Twitter は、基本やってないんですが、2、3日前新型コロナウイルス対策についての、都知事の会見を受けて「仕事は自宅でっていう説明をする会見に大勢の人を集めるボケ何なん?配信したらいいと思うよ」っていうツイートをしたところ、これ大きな反響があったんです。

ヤフーニュースとかにはなったと思うんですが、これを受けてほとんどの人は「そりゃそうだ」という反応だったんですが、一部の方からは、「一生懸命働く人に対してボケとは何なんだ」という声が上がって。

 

以前お話しした文脈脳と単語脳のことで、典型的な単語脳の人っていうのは「ボケ」っていう単語だけを切り取ってしまう。前後の文脈をごっそり落として罵る言葉として捉えてしまっているんです。

文脈を読めば分かると思うんですけど、ここでのボケっていうのは「人が集まる所に行くなと言いながら人を集めている」という。

つまるところ、ボケツッコミのボケで。こんな説明をしなくても多くの人は理解できると思うんですが、単語脳の人にはそれがなかなか伝わらない。

「絵本作家がボケなんていう汚い言葉を使うのはどうなんだ!」ってなっちゃうっていうこと。

ここに関しては、議論するだけ無駄で、違う時空の人なんだっていう理解で良いと思うんです。

問題はそこじゃなくて今回の会見のあり方。

 

ちょっと話がそれますが、ボクの事を昔から応援してくださっている方からすると、もう何度も聞かされてる話なんですが、ヨット理論っていうのがあるんです。

ヨット理論ざっくり説明すると、ヨットっていうのは風を利用して、厳密にいうと揚力っていうものを利用して進むわけですが、追い風だともちろん前に進みます。

向かい風でも、前からくる風でも操作することで、45°ぐらいの角度でジグザグに前に進んでいくことができると。

このヨットの、最大の弱点は何かって言うと風が吹いていない時。

この時は、にっちもさっちもいかないんです。

 

もう手でえっさほいさと行くしかない。これが一番辛いんですよ。

向かい風はラッキーなんですよ。

風が吹いていないっていう状態が、一番ヨットにとって厳しい状況であると 。

これはあらゆることに置き換えて考えることができて。

 

例えば、あなたが芸人だったとするじゃないですか。

でハゲていたとします。一般的にハゲって、ネガティブに、つまり向かい風として捉えられがちですが、トレンディエンジェルを見る限りマイナスじゃない。

 

じゃあ、あなたがチビだったとします。

やっぱり一般的なチビっていうのは、ネガティブに、つまり向かい風として捉えられがちですが、池乃めだか師匠だとかナインティナインの岡村さんを見る限りマイナスじゃないですね。

 

芸人からすると、イタイとか、向かい風とされるものは美味しいとなるわけ。

ネタにするって言い方をしたりします。

 

逆に辛いのが、デブでもハゲでもチビでも貧乏した経験もない標準の状態。

応援される要素がないから大変なんです。

 

僕個人的な話をすると、好感度低いとか嫌われ芸人とか言われてた時期が一番楽でした。

渋谷ハロウィンでゴミが山ほど出るからゴミ拾いイベントが生まれたし、はれのひ事件が起きたからリベンジ成人式っていうものは生まれた。

これらすべては何もしなければ、向かい風だったんですが、ヨットの帆の傾け方次第で、前に進めてくれる力となる 。

ポイントは向かい風が吹いている時に「これは何をするチャンスなんだ?」ということを問い続けること。

 

今コロナの影響で各業界が大きな打撃を受けていますが、その裏で僕のオンラインサロン西野亮廣エンタメ研究所では、

「今だからこそこういう仕事ができるよね」とか「試してみたけど俺も仕事になったよ」

って言った感じで、毎日のように新しい働き方・新しい職業が生まれていてます。

 

事実、今回のコロナで売上を伸ばした飲食店やお花屋さんが出始めています。

うまく帆を傾けたわけですが、これは訓練で手に入る能力だと見てます。

向かい風が起きた時に、頭を抱えて病んでしまう人と、向かい風が起きた時にニヤニヤしながら帆の角度を探る人。

ここには大きな大きな差が生まれる。

 

ここでようやく話は本題に戻るんですけども、では新型コロナウイルスの会見。

今回の会見は何をするチャンスだったのか。

僕「配信すりゃいいじゃん」とつぶやいたね。

すると「配信だったら見れない人がいるだろう」とか「テレビや新聞で情報を得る人もいるんだ」という声が上がって。

だから、世間一般に対しても、そうだし記者にも配信すればいいじゃんという話ですよね。

 

記者がそれをテレビで流したり、配信されたものをテレビで流したり、文字に起こして、翌朝のニュースにするわけだから、記者が会見場にいなきゃいけない理由なんてひとつもないんです。

ていうことを伝えると今度は、質疑応答ができないだろっていう意見があったんです。

 

記者会見は一方通行なものではなくて、記者とのインタラクティブなものであると。

それについては、「世間一般に YouTube で配信して、記者とズームで繋げばいいじゃん」と返したら、

「ズームってなんだよ」っていう声が返ってきたんです。

そうなんです、ここです。「ズーム」を知らないんです。

ズームで会議をしたことがない人がいるんです。

 

なんとなくテレビ電話ぐらいは何かこうイメージできているんですが、一対一の音テレビ電話ぐらいはイメージできているんですが、数十人を動画で同時接続するっていうイメージがついていないんです。

だから質疑応答が出来ないだろうみたいな声が出てきてしまう。

 

どれだけ政府がテレワークでお願いします。と言ったところで、テレワークのやり方が分からないっていうのが世間なんですね。

いよいよ、話の結論に向かいますが、今回の会見っていうのは、外出の自粛を求めるならテレワークのやり方を会見でやって見せるチャンスだったっていう話

こういうシステムがありますよ。

ズームっていうものがありますよ。

記者会見ですら、これでやれますよ。

なので、皆さんもこういうものを使ってみてください。

週末はズームのみをしてください。って言えるチャンスだったっていうこと。

 

問題を解決したいのなら、

「何とかしよう!」とか「我慢してやれ!」っていう精神論で推し進めるのではなくて、

システムを整備して問題を解決する方法をセットで教えてあげることが重要で。

外出の自粛を要請するのであれば、在宅の満足度を上げてあげることが大切だと思いました。

「在宅でも働けるんだ」とか「在宅ではこういう楽しみ方があるんだ」っていう。

会見で教えるチャンスだったっていう話。

 

くれぐれも、今回の会見に限った話じゃないですよ。

もう手の甲に「これは何のチャンスなんだ?」って言うタトゥーを入れておいた方がいいくらい、問うクセをつけた方がいい。

 

そしてその次の段階として、人をどこかに向かわせたいのであれば、別にそれが社員でもいいし、部下でもいいし、後輩でもいいし、もしかしたらお子さんでもいいんだが、人をどこかに向かわせたいのであれば、歩き方を教えてあげるって言うことが非常に重要だと。

 

今はもうサバイバルの様相を呈してきたので、きちんと戦い方を教えてあげることが大切だと思います。

とっても重要な話なので、今回の話共感してくださった方、シェアしていただけると嬉しいです。

というわけで今朝は、戦地に放り込むのなら、戦い方を教えろというテーマでお話しさせていただきました。

オンラインサロン西野亮廣エンタメ研究所では、西野亮廣が最新ビジネスに関する記事を毎朝登校しており 興味がある方は覗いてみてください。

というわけで素敵な1日をお過ごしください。

キングコングの西野亮廣でした。

じゃあまたね。

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