ボイスメディアVoicyの「西野亮廣エンタメ研究所」チャンネルの文字起こしメモをしています。ほぼ写経のような感じでやっています。書き損じはご愛嬌で。
この問題を先伸ばしにすると、かなりヤバイ
今日は「自分が抱えている爆弾を把握しろ」というテーマでお届けしたいと思います。
結構ぼやっとした内容ではあるんですが、コミュニケーションに関することなので非常に重要だなと。
ここからの時代は技術とか情報とかであまり差をつけにくくなってきたので、やっぱりコミュニケーションは非常に重要です。
あんまり甘く見ない方がいいなと思って、このテーマを選ばせていただきました。
今日はVoicyのコメント欄に届いたコメントにお答えしていく形でお届けします。
もし、きつく聞こえても叱咤激励として、強いアドバイスとして捉えていただけると嬉しいです。
Voicyのコメント欄から、しのぶさんという方ですね。しのぶさんコメントありがとうございます。
「西野さんこんにちは。イノベーションの話とはちょっとそれますが、どうしても伝えたいのでコメントします。西野さんのVoicyを聞いて、自分にも面白いこと・人の役に立つことが何かできないか真剣に考えだしました。
3歳と0歳の二児の母。塾の先生がやっております。書いて伝えることよりも喋る方が得意なので、Voicyのチャンネル開設を考えを応募して、現在返事待ちです。日々の生活は育児家事に追われていますが、必ず何かつかみたいです。目標は5年後。形にすることです。頑張ります。西野さんイケメンじゃないけど応援します。」
というコメントですね。
このコメントを読んで、まず思ったのは、しのぶさんを始めですね「自分が抱えてる爆弾を把握しておくことが重要だ」ということもいました。
いま”しのぶさん”のこのコメントからお話からですね、しのぶさんの目的と課題を整理すると、まずVoicyを開設しようと思っている。
課題は聞いてくれる人を増やさなきゃいけないっていうところですね。
もっと言うと開設しようとしているっていうところ段階なので、聞いてくれる人がいるのかどうなのかっていう判断をVoicy運営サイトにしてもらわなきゃいけない。
つまり「私は、私の話を聞くに値するだけの話ができる人間ですよ」っていうことをアピールしなきゃいけないってことですね。
いずれにせよ、話を聞いてくれる人を増やさなきゃいけないという問題が一つありますね。
そしてもう一つ、しのぶさんの目的は「必ず何かをつかみたい」と。
「何か」ってちょっとぼんやりしているんですが、何かをつかみたいと。課題としてはやっぱり応援してくれる人増やさなきゃいけない。
いずれにせよ「人が集まってくる人にならなくちゃいけない」ということが見えてくると。
ここからその対策を考えていきたいんですけども、この対策というのが今日のテーマである「自分が考えてる爆弾を把握しろ」っていうところになるんですけれども。
今回のコメントだとね、一番最後の「西野さんイケメンじゃないけど」っていうのは本当に一ミリもいらないじゃないですか。
「私はこういうことをやっていきたいです」とか「こういう立場にあります」っていうことを僕に伝えるのが目的なのであれば、「西野さんイケメンじゃないけど応援します」みたいなって本当に一言もいらないですよね。
これって余計な一言だと思うんです。
くれぐれも、僕はイケメンと言って欲しいとは思ってないです、1ミリも。
あとイケメンじゃないんですけどって言われて傷つくことも一ミリもありませんと。
それなりにやることやってるんで。それで傷つくことはさすがにないですね。
ここではですね「そんなことをわざわざ行って何になるの?」って一点に絞ってお話ししたいんですけども。
これって言うのはマウンティングの典型例ですね。
つまり「西野さんイケメンじゃないけど」に隠れている言葉は「私は顔ファンではなくて中身で人を評価する崇高な人間です。」
その言葉吐いた時の心理状況を読み解くと「私は序列の上位にいたい」っていうところですね。
人間が生きていく上で序列というの必要なんですけれども、ここ押さえておいた方がいいしね。
そこには序列に興味がない人と序列に強い興味がある人がいると。
序列というものに強い関心を示している人っていうのは、あの手この手で自分が優位に立とうとする。
よくあるのがですね。
「西野さんのことお前は嫌いでしたけど、最近好きになりました」っていうことを西野本人にわざわざ言っちゃう人。
「別に西野さんのファンじゃないですけど、今日は西野さんのイベントに来てみました」と西野本人ににわざわざ言っちゃう人。
これ別に西野のファンですのでいいじゃないですか。
今日楽しそうなんで西野のイベント来てみましたでいいんじゃないすか。
でもその前に言わなくていい一言を言うんですよね。
前は嫌いでしたけど、別にあなたのファンじゃないですけどみたいなことをわざわざ言っちゃう。
これどうにかして対等な立場に立とうとしているということですね。
皆さんの周りにもいらっしゃると思います。
一旦、くさすことで対等の立場もしくは、それ以上の立場に立とうとする人。
あの大阪の酒場とかで平気でいるじゃん、「俺を笑わせてたら本物や」とかいうおっさんがそれですね。
「誰もお前をに認められるとも思ってないしお前のお笑い能力を評価してないしそもそもお前誰だよ!」って言うね。
ちょっと口が悪いですね。まあそういう事ってあるじゃないですか。
どうせあの西野からすると見たこともあったこともない人。
言ってしまえば、全く相手に持ってなかった人からいきなりですね「前は嫌いだったんです」とか言われても、その瞬間にその人のこと嫌いになりますよね。
これは仕方がないですよね。
そこでむかついちゃうっていう気持ちは事実なんで。
ここで押さえておかなくちゃいけないことは何かというと、これは生き物のタイプのズレの問題であって、序列に強い関心を示す人が悪いという結論ではないということですね。
ただ様々な人たちが同居する空間にはですね、当然序列に興味がない人もいるので、そこでコミュニケーションを取った時に
「なんでこの人はいちいち上に立ちたがるんだろう」と思われてしまう。
つまりまずは、序列に無関心な人がいる一方で、自分が序列に強い関心を示している人であるっていうことを自覚しておくっていうのが非常に重要ですね。
ここの近くがないと人がドンドン離れていってしまうんですね。
そもそも、どうして序列に強い関心を示してしまうかと言うとですね。
もっと言うと「どうして不快感を与えるような言葉を悪気なく、口走ってしまうか」と言うと、原因はシンプルに次の三つですね。
- 嫉妬
- 自信のなさ
- プライドの高さ
ですね
自他共に認める圧倒的な結果を出してしまえば、自分の力を言葉で取り繕わなくて済みますね。
コメントをくださったしのぶさんへの僕からのアドバイスは二つです。
一つ目。圧倒的な結果を出してみてください
二つ目。序列に強い関心を示している人間であることを自覚してください
っていうとこですね。
多分この二つのどちらかをクリアしないと、しのぶさんを取り巻く霧みたいなものは、いつまでたっても晴れないと思います。
シンプルに人が離れていてしまうね。この調子で一言多い自分に自覚がなくやってしまうと。基本的にはね。
マウンティングをとる時は相手に「マウンティング取りに来てるなあ」と思われてしまっているんで。全く逆効果ですね。
言葉でマウントするなってね。
しのぶさんが「面白いこと・人の役に立つことをしたい!」という目標をお持ちだったので、面白いこと・人の役に立つことで生きているプロから、少なくとも今のままだと確実に無理ですとだけお伝えしておきます。
厳しいかもしれませんが、結構愛情をもって言っているつもりです。
参考にして頂けると嬉しいです。
くれぐれもね「私 一言多いんだな」っていう意識。根底にある「一言多い」の自覚がなくなってしまってる。
一言多いの根底にあるのが
- 不安だとか
- 自信の無さとか
- プライドの高さとか
そういったものであるというとこですね。
「自分がマウンティングを取ろうとしてる」って「言うことで安心をしようとしている人間である」っていう自覚を持たないと、面白いことは一生できない。
まずは自覚を持って、本当に周りの誰も傷つけないように活動されてみると、ちょっとことは前進すると思います。
というわけで今日は「自分が考えている爆弾を把握しろ」というテーマでお話しさせていただきました。
それでは素敵な1日をお過ごし下さいキングコング西野亮廣でした
ではまた。
ボイスメディアVoicyの「西野亮廣エンタメ研究所」チャンネルの文字起こしメモをしています。ほぼ写経のような感じでやっています。書き損じはご愛嬌で。