自分のサービスを無料にしたら、どうなるか?【西野亮廣エンタメ研究所 投稿共有】

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1月29日(水) ※1月31日以降は『いいね』を押さないでください。

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おはようございます。

東出昌大君の演技が「棒読み」だの何だの言われておりますが、『寄生獣』の時の東出君の「立っているだけで醸し出している不気味さ」は、本当に最強で、最高だったので、役者として、また活躍して欲しいなぁと思っているキングコング西野です。

さて。

今日は「投資」について、お話ししたいと思います。

いきなりですが、僕は、「東京五輪の予算に3兆円も使いやがって!」という『節約ベース』で生まれる批判が苦手だったりします。

『8000億円かけて300円の利益を出す』と『3兆円かけて100兆円の利益を出す』を天秤にかけた時に、【お金の無駄遣い】をしているのは明らかに前者で、、議論すべきは、「どれだけ使うのか?」ではなくて、「どれだけの利益を生むのか?」だってばよ(#突然のNARUTO)。

こうして文章で説明すると「そりゃそうだよね」となる話だと思うのですが、僕がいるエンターテイメント業界の人達を見ると、結構、『節約ベース』で動いていて、「ここにコストをかけたら、後で回収できんじゃん」と『投資ベース』で考える活動している人が少なかったりします。

これには、いくつか原因があって、一つ確かなことは「投資力は、投資をしなくちゃ身につかない」という点が挙げられると思います。

投資力は『センス』というよりも、「ここに賭けたらシンプルに損をこくんだな」とか、「ここに賭けたら、後で回収できるんだな」といった『経験の積み重ね』で、早いうちに、その経験を積んだ『投資人間』と、そうでない『節約人間』の差は、時間の経過と共にひらいていきます。

ただ、そんなことを言われても、節約思考が板についてしまっている人は、どこから投資の訓練を始めたらいいか分からないと思います。

そういう方から相談を受けた時は、「一旦、自分が提供しているサービスを【無料】で提供して、『じゃあ、どこで回収するか?』を想像してみて」と言ったりします。

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▼ 自分のサービスを無料にしたら、どうなるか?
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具体例として、分かりやすいのは『えんとつ町のプペル』ですね。

説明するまでもありませんが、本は、読者に本を買ってもらうことで回収しています。

ところが、『えんとつ町のプペル』は、ネットで無料で最後まで読むことができます(※当時はずいぶん批判されたよ)。

https://r25.jp/article/581356883170827173

作家からすると、まずは「印税収入」を諦めた状態ですね。

僕の絵本は分業制によって多額の制作費をかけているので、その瞬間だけを切り取ると大赤字です。

ところが、(※今朝のVoicyでも話しましたが)無料公開で作品の認知が広がると、グッズ展開、VR展開、美術館展開、舞台展開、映画展開、幼稚園展開、バス展開…などなど、様々な2次利用が生まれます。

【今朝のVoicy】
https://voicy.jp/channel/941/69353

生々しい話をすると、印税よりも、二次利用で生まれる収益の方が大きかったりします。

そして、作品が広まれば広まるほど『おみやげ需要』『ギフト需要』が生まれて、ついには、「フィリピンの子供達に絵本3000冊を贈りたい」みたいな企画が立ち上がります。

フィリピンの子供達は絵本『えんとつ町のプペル』を買っていませんが、絵本『えんとつ町のプペル』は売れているわけですね。

結果的に、このタイミングで印税収入が発生している。
(※ちょっと、ややこしいコトを言ってる?)

さきほども申し上げましたが、僕の絵本は一冊作るのに多額の制作費(2000万円~2500万円)がかかっていて、この制作費を『印税』以外で捻出する為に、絵本の絵が『絵画(一枚絵)』として売れるように、文章ページとイラストページをキチンと分けるようにしたり、「完成したものは売れないから、完成させるまでの過程を売ろう!」となって、オンラインサロンの立ち上げに繋がったりします。

これらの二次利用や、新しいビジネスモデルは、まずは「絵本を無料にした(投資した)」ことで生まれたわけですね。

「無料にする!」と決めたことで、生まれてきたアイデアが山のようにあるという話です。

印税に頼っていたら、光る絵本展や、ギフトなどの発想は出てこなかったっす。

回収するアイデアがあったから、無料にしたわけではなくて、無料にしたことで、回収するアイデアを思いつかないといけなくなったから、回収するアイデアが出てきたわけですね。

投資は「まず投資してみる」ということが重要なので、一度、「ご自身のサービスを無料で提供したらどうなるか?」という思考実験をしてみてください。

おもわぬ掘り出し物が出てくると思います。

ちなみに、僕の友人は、去年、タクシーを無料にしてました。

現場からは以上でーす。

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