鉄と錆から学ぶ「物体はより安定した状態へと変化すること」【西野亮廣エンタメ研究所 投稿共有】

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2019年2月15日(金) ※2月17日以降は『いいね』を押さないでください。

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おはようございます。

昨夜、サロンメンバーと呑みに行って、ビール片手に中年男性どもとエンタメ論をワイワイやっている時に『バレンタインデー』ということに気づき、2秒で死にたくなったキングコング西野です。

さて。

また別日に詳しくお話ししますが、今、TOYOTAの新型クラウンのラッピングカーのデザインのお仕事をやらせてもらっていて、その中で、ヒョンなキッカケから『鉄』と『錆び』について興味をもっちゃったんです。

「『錆び』って何なんだろう?」って。

こうなってくると、調べずにはいられない性分ですから、『錆び』について、あれやこれやと調べ始めるわけですが、その中で、面白い文章に出会ったんです。

それがコチラ↓

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この世の理(ことわり)として、『物体はより安定した状態へと変化』します。

常温の水を冷やせば0°Cで氷(液体から固体)になり、加熱すれば100°Cで水蒸気(液体から気体)になります。

一般的な生活環境で「100°Cの氷(水の固体)」は存在しません。

その理由は、水にとって100°Cで氷の状態(水の固体)は不安定だからです。また、山の頂など標高の高い場所では、水が100°C以下で沸騰します。それは気圧が下がった影響によって、水が100°C以下で沸騰(水の気化、水蒸気)する方が安定するためです。

では、なぜ金属が錆びるのか。

単純なことで、「不安定な(錆びていない)状態だから安定な(錆びた)状態に変化する」ということです。

その不安定な状態の金属にニーズがあるため、我々研究者は防錆処理/防錆包装の研鑽を積んでいます。

ここで、鉄を例に挙げて説明いたします。

鉄は自然界で鉄鉱石(鉄にとって安定な状態)として存在します。硫化鉄という状態の鉄も多く存在しますが、話が複雑化しますので今回は省きます。鉄鉱石を単純に言えば「錆の塊」です。錆は主に「鉄 + 酸素」でできていますので、「酸素」を除去することで「鉄」が残ります。ただ、先ほどから述べているように、鉄そのものは自然界では不安定なため、空気と反応して錆の状態(鉄にとって安定な状態)に戻ろうとします。

(引用元)

http://www.adpack-online.jp/column/cate99/post_3.html

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面白いですよね。

あらゆるモノは『安定』に向かっていて、「そもそも【鉄】は人間が強引に作り出した『不安定』な姿だから、【錆び】という『安定』した姿に戻りたがる」というのです。

そう考えると何百年も残っている庭園とかもそうですよね。

そもそも庭園というのは、人間が手を加え続けた『不安定』な姿で、手を加えるのを辞めた途端に『安定』した姿(=森)に向かってしまう。

『鉄』や『庭園』が存在できている理由は、その不安定な姿に「ニーズ」(求めている人)があるからで、このことは、僕らのような“表現者”にも同じことが言えるなぁ、と思いました。

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不安定たれ

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ほっといても、人は安定に向かいます。

そんな中、僕らのような表現者が生き残るには、鉄や庭園のように、手間をかけて、『ニーズがある不安定な姿』にならなければなりません。

一昨日、ヨーロッパ企画の上田誠さんと呑んでいて、「間違い続けたい」という話になりました。

「アイツ、間違ってるけど、あれはあれで、いいよね」と言われるような存在であり続けたい、と。

(※「正義は時に暴走する」という上田さんの言葉が刺さりました)

先方さんの都合上、まだ言えませんが、今、大きな仕事がポンポン入ってきています。

数年前に植えた苗が成長して、今は『刈り取り時期』に入っているのだと思います。

成功しちゃったんだと思います。

こうなったら終わりですね。

刈り取ってしまえば、ハゲた土地が残るだけなので、全て刈り取る前に僕は(25歳から耕し続けた)この土地を離れなければなりません。

「階段を上ってるつもりかもしれませんが、地盤ごと沈んでますよ」という先輩をたくさん見てきたので、そこは避けたいです。

それなりの成功をおさめた『テレビ村』から外に出た13年前のようなアクションを、もう一度やらねばなりません。

今のお仕事はスタッフさんに任せて、『芸人』と『絵本作家』を辞めて、次は『漫画家』でも目指そうかと思っています。

「おいおい、また捨てんのかよ!バカなの?」と怒られそうですが、僕は起業家ではなくて、表現者です。

表現者なんて安定してしまったら終わりで、不安定であり続けるから「応援シロ」があるわけです。

なので、勝っちゃった分野はとっとと辞めて、また間違いたいと思います。

(※表で発表するのは、まだ後なのでナイショね)

数日前から「世界が狙える漫画の設定」を考えているのですが、まったく思いつかなくて、ここに人生を懸けるのは怖くて仕方がないのですが、だから面白いです。

最近は、こんなことを考えています。

現場からは以上でーす。

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