なぜ金融商品は価格が変わるのか

株 投資

スポンサーリンク

 

毎日、株や為替、不動産や金に至るまでニュースで毎日価格が変わっています。同じものなのに、なぜ価格が変わるのでしょうか。

なぜ金融商品の価格や価値が変動するの?

「金融商品」の言葉の定義を再確認しましょう。

金融商品とは…銀行・保険会社・証券会社などで扱う商品。 預金・金銭信託・保険・株式・投資信託・外国為替など旧来の金融商品のほかに、そこから派生して生まれたデリバティブなどを含んでいう。

引用:コトバンク 金融商品とは

政策や法律の変化で金融商品の価格も動く

一番わかりやすい株式で説明してみます。

取引される株の価格は、主に業績の良い悪いで決まります(内部要因)。赤字であれば下がりますし、黒字であれば株価は上がります。

しかしそれだけでなく、外的要因によっても大きく変動することがあります。例えば、国の政策変更、法律改正といった商品を取り巻く環境の変化などが挙げられます。

約10年前の2007年、サブプライムローン問題は海外での出来事ですが、日本経済に深刻な打撃を与えた外的要因といえます。最近であれば、アメリカと北朝鮮の軍事的解決のニュースが株価に影響しています。

米国経済と密接関係があることから、アメリカの景気の失速、原油の高騰、ドル安円高の急進などにより、サブプライムローン問題の影響は日本経済にまで大きく響きました。

世界的にもグローバル化が進み、輸出産業に大きく依存している日本経済は、外部の影響を受けやすい状況です。株を始め、金融商品を購入する時には、企業そのものの業績だけでなく、為替・金利・気候・国際情勢・国政といった外的リスク要因を知っておく必要があります。

※サブプライムローン問題

2007年から2009年にかけて起きた、アメリカの住宅バブル崩壊による世界的な金融・経済危機のこと。バブル期の日本同様(日本は土地神話)、多くの人が住宅価格が上がり続けると信じ、住宅ローンで儲けようとする金融機関の思惑が重なり住宅が高騰、限界を超えて住宅バブルは崩壊。

金融商品の価格を動かす主な外的要因

分散投資
  • 為替動向
  • 金利の動向
  • 輸出産業を苦しめる円高

円が高くなると、自動車などは外国で販売価格が上昇し、売れなくなる傾向になります。逆に原料を輸入する企業は安く仕入れることができ、コスト削減につながります。

投資商品の値動き傾向

投資リターン
  • 輸入産業の株価上昇に期待
    (輸入品を安く売れる・原料費も安い)
  • 輸出産業の株価上昇に期待
    (海外で安く売れる・ドルを円に替えると増収)

金利と株価は反比例する傾向

金利が低い場合には、リスク覚悟でリターンの高い株式市場などの投資へと資金が流れる傾向があり、その分、株価の価格も上昇する傾向にあります。

投資商品の値動き傾向

  • 金利上昇:株価下がる傾向
    (株式に投資されていたお金が預金や債券に)
  • 金利下落:株価上がる事に期待
    (預金などから株式に資金が流れやすくなる)

気候変動で消費動向に変化

天気 投資

天候によって業績が左右される業種の株価に注意が必要です。たとえば観光系は、ゴールデンウィークや夏休みなどの稼ぎ時シーズンの天候は集客増減に影響し、売上にも直結します。

猛暑 投資
  • 長雨:観光・遊園地などレジャー関連が下がる
  • 猛暑:ビールや冷房関連などが上がる
  • 冷夏:ビールや家電関連ダウン。一部のレジャーがUP。
  • 暖冬:家電関連、スキー場・宿泊施設でDOWN。
    長期天気予報をチェック。

国際情勢の変動に注意

戦車 投資 株価 影響

中東の内戦などにより、石油や天然ガスの供給不安が発生すると、エネルギー関連株やガソリンを使う運送業などにも影響することがあります。

中東以外でも、国際情勢次第ではあらゆる商品に影響が出ますので注意が必要です。

  • 戦争:投資・輸出入している企業の株価は下がる
  • 急成長:その国に投資および商売している企業は上がる

日々の新聞やニュースのチェックはもちろん、会社四季報などで、その企業がどのような国と取引があるのか、支店があるのかをチェックする必要があります。

国の政策で業界の流れが変わる

政策や法律の改正が関連業界に大きく影響します。2014年10月、政府はビール系飲料の酒税の見直しを検討しました。若者の酒離れが叫ばれますが、こういった国の政策で企業の業績に影響が出るコトも少なくありません。

  • 新たに規制→関連業界の株価が下がり傾向
  • 規制緩和→関連業界の株価上昇に期待

こちらも新聞などで法案や国会の動向をチェックしましょう。

近年注目の価格変動の要因外国人投資家の動きに注意

経済のグローバル化は国内の株式市場にも及んでいます。日本株の売買高のうち、外国人投資家の比率は55〜60%と外国人投資家の持つ影響力は強くなっています。外国人投資家はドルで資産を持っているため、株価の変動だけでなく、為替の動きにも注意する必要があります。

 

スポンサーリンク

株 投資